F1開幕戦オーストラリアGP。

予選。

まずはミナルディ。何とか今年のレギュレーションに見合ったパーツを装着して出走は認められた。そんな中、1回目の予選は午前中に降った雨で路面が濡れ、マシンが走行するごとに乾いていくものと思われた…が、ザウバーのマッサがスリックタイヤでコースインした際に突如の大雨。これによって割を食ったのがマッサ、ミハエル、琢磨。ミハエルは18位のタイム、琢磨はクラッシュでノータイム。雨が降る直前にタイムアタックだったフィジケラがトップ。2位にトヨタトゥルーリ。2回目の予選でも大勢はほぼ変わらず。

決勝。

チームごとに総評を。

ミハエルは運が無かったとしか言い様がない。予選は前述の雨。決勝も後方からジリジリ追い上げ、それなりに見せ場はあったが最後はハイドフェルドと衝突しリタイア。バリチェロはコレと言って目立ったパフォーマンスは無かったが、安定した走りを見せ最終的には2位。旧車だが速さは上位。今年も有力か。

  • BAR

予選は雨の影響もあり置いておくとして、決勝でも特別目だった走りはなかった。昨年の活躍を考えると「大丈夫か?」という気はするが…とりあえず2台完走したので次走速さをいか程取り戻せるか。

優勝したフィジケラ。ポールスタートから危なげない走りで優勝し、今日の走りに関してはほぼパーフェクト。2年前の優勝はタナボタ的なところもあったが、今回は文句ナシ。苦労人フィジコにとってこの結果は相当嬉しいはず。自分も好きなドライバーですし、今年は楽しみ。アロンソも3位に入った。レース中のラップタイムも速かったですし、ルノーは今年注目の存在となりそう。

  • ウィリアムズ

ハイドフェルドは前述のミハエルとの衝突でリタイヤ。地元オーストラリアのウェバーは序盤4位を走行していたが、バリチェロに抜かれた分順位を落として5位フィニッシュ。スタートで前に出られたクルサードを最後まで逆転できなかったのがちょっと物足りなかった。本物の実力がわかるのはまだ先?

ライコネンフォーメーションラップでエンジンストールし最後方スタートに。ミハエルと共に追い上げるも8位。モントーヤは決勝ではこれと言って目立った場面はなく6位。だが、金曜日フリー走行のタイムや決勝のライコネンの走りからして、今年のマクラーレンは速さはありそう。注目。

ジャックは序盤はそこそこ頑張っていたがジリジリ後退し13位。マッサも特に目立つところなく10位。フリー走行〜予選まではそこそこ流れが良かっただけに、決勝は物足りなかった。

クルサードがスタートでポジションを3位に上げ、一時は2位を走行し最後までウェーバーを押さえきっての4位フィニッシュ、クリエンも7位入賞と予想以上のスタートを切ったレッドブル。今回は展開が味方した面もあったにせよ、デビクルの走りは良かったと思う。本物かどうかわかるのは次。

予選2位のトゥルーリは決勝も1回目のピットインまでの速さに見所あり。その後ジリジリ後退して9位。ラルフは目立つ所無く12位。予選2位は展開の恩恵にせよ、決勝でも課題は残ったものの速さは見せた。開発の進み具合によってはおもしろそう。

  • ジョーダン

カーティケヤン15位、モンテイロ16位完走。スピード不足は否めない。入賞は上位総崩れを願うしかないか…。

フリーザッハー17位完走。アルバースはリタイヤ。こちらもスピード不足は致し方ないか。アルバースに関してはそれなりに速いドライバーなのかも…と思った。
第2戦マレーシアGP決勝は3月20日。楽しみです♪