日本ダービー観戦記。

え〜、東京競馬場で昨日行われた日本ダービーを観戦に行ってきました。個人的な観戦記になりますが、ダービー当日の行動を携帯画像を交えつつ書いていきたいと思います。
前日の5/28に一緒に観戦に行く東京在住の友人宅へ。当日、自宅から始発で行くとそれだけでタイムロスにもなるということで友人宅から一緒に行くということになりました。この日はタップダンスシチー金鯱賞3連覇を決め、馬券的にはヴィータローザがヌケでダメでしたが、タップの走りにも脱帽しました。で、色々と場所取りなどの作戦を練ったりしながら過ごして翌日に備えました。
翌朝、東京競馬場前についたのが6:20頃だったんですが、その頃には既に行列ができていました。徹夜組…と言うか数日間も並んでいる方もいらっしゃったようでただただ凄い…。自分達の後ろにも長蛇の列ができて、7:30頃に開場となりました。自分達の作戦は、自分→ゴール前かウィナーズサークル前狙い、友人→座って見れる観戦席狙いでイイ場所を確保できた方で見るということになりました。友人の方がダッシュ力は早いのですが、既に観戦席は埋まっていたようで断念。自分の方はゴール前には既に人が殺到していたのでウィナーズサークル前(ゴールまで100m地点)の3列目くらいの場所を確保。シートの撤去が昼過ぎに始まると聞いていたので、とりあえずそれまでは座れるようにということでシートを敷きました。
その後、まだ動ける内に動いておこうということで、友人と交代で動きました。レーシングプログラムもディープインパクトのポスター付きを確保できましたし、競馬博物館も観覧しました(急いで回ったので今度、ゆっくり見たいものです)。JRAがちょいと気を早くして設置したディープインパクト像もありましたよ(笑)。

馬券も早々と購入した自分は1Rの前にシートに戻りました。
で、このウィナーズサークルという位置なんですが本当に確保できて良かったです。芝のレースでの各馬の入場も目の前ですし(ダービーは別)、勝ち馬や騎手も目の前まで来ます。1Rはデビュー2年目の津村明秀騎手が勝ったのですが、そこで「明秀、おめでとう〜!」と叫ぶと津村騎手がはにかんでいる様子が見て取れました(笑)。6Rを勝った武豊騎手もこんな感じで見れましたし…

肉眼ではもっとハッキリ見ることができました。後々、イイこともあったのですがそれは後述します。
それからこの日の東京競馬場での出走馬にはハロプロ馬名の馬も多かった(笑)。3Rプリンセスモモコ、カオリマリー、4Rカオリリニア、7Rサキノリュウオー、8Rドゥーマイベスト…そして自分がこの日ダービー以外で唯一買ったのが9Rのマッキーマックス…しかも騎手が後藤騎手…応援しないワケにはいきませんでした(笑)。結果、負けちゃいましたけどね。尚、この9Rで勝ったブルートルネード皐月賞の日にも特別レース勝ちをしていました。
話を戻しますと、友人の方も3R発走前には戻ってきまして以降は2人ともその場所を離れずにいました。5R終了後には陸上自衛隊の演奏とチアガールの人達のパフォーマンスもありましたし、その直後にはウィナーズサークルでダービー出走ジョッキー紹介もありました。

写真では誰がどれだかわからないと思いますが…^^;
その頃には東京競馬場も本当に人が一杯に。

1Rの未勝利戦のときからいつもではあり得ないような声援が飛んでいましたが、午後に入ってからは本当に凄かったですね。武豊騎手は前日までに年間96勝としていて、7Rのこの日3勝目で99勝。前日、友人と「ダービーで年間100勝目ってなったら凄いよねー」なんて話していたのですが、それも現実目前となっていました。8Rはマイネルホライズンに騎乗、9Rは乗り馬ナシという武豊騎手。マイネルホライズンも有力馬だったのですが、ここは負けてしまい(しかも人気上位馬総崩れの大波乱)、記録達成はダービー?という雰囲気が競馬場内に高まっていきました。
前日1.2倍だったディープインパクト単勝オッズが午後になってから1.1倍になり、9R終了地点でも1.1倍をキープ、2番人気インティライミ単勝も20倍を切ることはありませんでした。馬体重発表でディープインパクトは+4kgと減り続けていた馬体重も戻りました。しかし、パドックの様子がターフビジョンに映るといつもより落ち着きがない様子。チャカついたり、時折尻っ跳ねも見せたりと会場内のファンをヤキモキさせていました。
本馬場入場で先入れしたのは12番マイネルレコルト。その後、各馬も入場して来ました。この頃から自分達のテンションも高まっていきましたね…当然、シートはこの地点では片付けていて12:30頃からはほとんど立ちっ放しで足は痛かったんですけど、お構いなしでした。待っている間1人とても迷惑な人がいて注意とかもしたんですけど…そこはあまり気分が良くなかったのですが、せっかくのダービーですし気分良く見たかったのでキレそうになるのは堪えました。
錦織健さんによる君が代斉唱の後、ターフビジョンには今年のJRAイメージキャラクターSMAP中居正広クンが映し出され場内はさらなる盛り上がりを見せました。ファンファーレ時の手拍子、歓声もさすがでしたね。まぁ、ディープを興奮させないためには叫ばない方がイイんじゃ?(笑)…とも思いましたけどね。
そしてついに日本ダービーがスタート。ディープインパクトはそれ程いいスタートではありませんでしたが、後方から落ち着いてという感じでした。逃げたのはコスモオースティン。4番手ぐらいに付けていたインティライミがいい感じ。各馬、思い通りの位置取りだったかはわかりませんが淡々とレースは流れていきました。1000m通過は59.9秒とほぼ平均ペース。3-4コーナー中間でディープインパクトは外に持ち出し、唯一懸念していた「馬群に包まれる」という心配もありませんでした。直線に入って最内からインティライミが早め先頭で抜け出し。他の馬も伸びて来ようとしますが、インティライミに迫ってくる馬はいませんでした…ただ1頭を除いて。大外から一気に伸びて来たのはやはりディープインパクト。内・外離れていましたが、残り250mぐらいでは早くも先頭に立っていたでしょうか。自分達の目の前を通り過ぎる頃にはディープの勝利を確信。結局、2.25.3という昨年のキングカメハメハのダービーレコードタイのタイムでディープインパクトが無敗の2冠馬になりました。その瞬間の場内といったらもう凄い。自分と友達もモミクチャにされていましたが、ハイタッチは無事交わせました。2着インティライミに5馬身という決定的な差ですからね。
今回、インティライミ佐藤哲三騎手はほぼ完璧なレースをしたと思うんですよ。前目につけて最内ピッタリと最もコースロスのない所を回って直線早め先頭の堂々たる競馬。現に3着シックスセンス(この馬もやっぱり実力ある)には2馬身半という差をつけていますからね。ただ、ディープインパクトが別次元の競馬をした…ということです。
結局、単勝110円。ダービー史上1位の単勝支持率も更新しました。無敗の2冠馬はミホノブルボン以来です。そんな馬のウイニングランではもちろん「ユタカ」コール。武豊騎手もその声援に存分に答えました。
後検量を終え、もう1度ディープインパクトが姿を見せると再び場内は大盛り上がり。

こんな姿も間近で見れて本当に良かったです…。
口取り写真は目の前ではなかったのですが(中居クンと武豊騎手が握手や万歳で場内盛り上がる)、表彰式は目の前でした。馬主の金子真人さん、池江泰郎調教師、市川厩務員、ノーザンファーム吉田勝己さん…そして武豊騎手。それぞれの嬉しそうな姿が印象的でした。武豊騎手の勝利騎手インタビューや報道陣の写真撮影なども目の前でした。

本当に真正面に武豊騎手が居たんですよね。報道陣も色々な位置から写真を撮っていましたからもしかしたら、新聞等に映ってるかも…(笑)。ディープインパクト自身にはこれで、無敗の3冠馬への期待が高まっていきます。まずは秋まで故障ナシに無事にいってもらいたいものです。
その後、足が疲れていたのと「どうせ電車混むだろう」ということで最終レースも見ていくことに。勝ったのはデザーモ騎手のトーセンテンショウ。と、表彰式を終えたデザーモ騎手を友人が呼び止め…

友人に続いて自分もサインをゲット!!!初めてサインを貰った騎手がケント・デザーモ騎手というこれもまたイイ思い出になりました。本当に友人には感謝しています。
そして、5:30ぐらいまで競馬場でゆっくりしてから帰りました。…え?何か1つ忘れてるじゃないかって?あぁ…

◎-○の本線で無事、獲りました。払い戻しが17700円。この他に3連単も買っていましたし、全部で10100円買っていましたから事実上は7600円のプラスですね。これも含めて本当に素晴らしいダービーデーでした。
ただ、気になったのは人が去った後の大量のゴミ。これは頂けませんでした。いくら素晴らしいダービーだったと言っても、見に来た人達のマナーには課題を残しています…これは1人1人が気をつけなきゃいけない問題ですよ。片付けた職員の方々、本当にお疲れ様です。