正に今年を象徴していた中国GP。

セーフティーカーが2度入るという波乱の展開でしたが、すべてが今年を象徴していたかのようなGPでした。アロンソは2度のセーフティーカーの影響で広げていたリードを縮められながらも危なげない走りで優勝。今回は2位ライコネンも速さの面でもアロンソに及びませんでした。そのライコネンのチームメイトのモントーヤはなぜかコース上にあった排水溝のふたを踏んでしまうというアクシデントでリタイヤ。アロンソのチームメイトのフィジケラは4位でしたが、ペナルティが無ければ表彰台はあったはず。佐藤琢磨はマシントラブルでリタイヤ、ミハエル・シューマッハフォーメーションラップ前にぶつけられピットスタートとなり、最後はスピンしてリタイヤ…とここら辺もすべて今シーズンを象徴していた感があります。
3位のラルフ、5位クリエン、6位マッサは2回目のセーフティーカーが出た際にピットインしなかったギャンブルが成功してこのポジションを獲得。戦略面に泣かされてきたトヨタは今回は戦略面で成功してラルフの表彰台という結果を得ました。同様のギャンブルは琢磨も行っていただけに…つくづく今年を象徴していました。
今年のF1もこれで全戦終了。来年はまたレギュレーションの変更もありますし、チームの方も変わっていきます。そしてシートの方もどうなるか…。今年の総括は近日中にこの日記でも書く予定です。