ジャパンカップダート&ジャパンカップ。

昨日の観戦記は明日書く予定です。2レース共、ゴール直前まで本当に目が離せない大接戦でした。まずジャパンカップダートの方は、直線半ばからカネヒキリシーキングザダイヤスターキングマンの3頭の猛烈な叩き合い。一旦先頭に立ったスターキングマンを内からスターキングマンが差し、そこに外から伸びてきたカネヒキリが差すも間からシーキングザダイヤが盛り返し再度先頭浮上。最後はスターキングマンが力尽き、2頭の争いとなるも本当に微妙。結局ハナ差でカネヒキリが2.08.0のレコードで勝利でした。詳しくは明日のレポで書きますが、本当に凄かったです。◎パーソナルラッシュは3コーナー過ぎでもう手が動いていましたね…ってか完璧に外したんで逆にスッキリ(笑)。
ジャパンカップの方は好スタートから◎タップダンスシチーが果敢に逃げて1000m通過58.3というハイペース。直線に入ってもタップのリードはまだ十分で、テレビの画面の前で叫びまくる自分。残り200mまで粘っていましたが、さすがにペースが速すぎたのかここで先頭が入れ替わり。ゼンノロブロイが先頭に立つも内の外国馬アルカセットが差し、さらにゴール前で内からハーツクライが急追。ゴールの瞬間はどちらが勝ったかわからない状態。写真判定の結果、勝ったのはアルカセット。2.22.1というタイムは日本レコード。あのホーリックスVSオグリキャップの2.22.2が塗り替えられました。そしてアルカセットの勝利はさすがデットーリって感じでした。2着ハーツクライは自身G1で3度目の2着、ルメール騎手はJC2年連続且つ2週連続のG12着、橋口弘次郎調教師にとっては何度目の2着か…。前日の横山典弘騎手といい、本当に好騎乗・いいレースをしているのになぜか勝ちきれないんですよね。そして勝ちきれないと言えば3着のゼンノロブロイ。本当に大崩れはしないんですけどねぇ…昨秋のG1での3連勝があったとは言え、基本的に詰めが甘いので、だから強い馬だとは思うんですけど自分はこの馬が「総大将」と呼ばれるのには何となく物足りなさを感じるんですよね。有馬記念でもディープインパクトに勝ち切れるのかどうか。
そして話をタップダンスシチーに戻させてもらいますが、馬券は外しましたが「立派だなぁ」と。今回のレコードタイムの立役者ですし、2000m通過のタイムが何と1.57.7とこれも東京2000mのレコードを上回るタイム。それでいて残り200mまで先頭をキープし、自身も10着ながら決して大きくバテたという感じではありませんでした*1。おそらく有馬記念で引退でしょうし、その舞台にはディープインパクトもいるわけですが、それでも有馬での「もう1度」を期待してみたくなるような走りに感じました。
馬券は外れましたけど、両レースとも非常にいいレースでした。

*1:自身の走破タイムも2.23.1。道中2番手・3番手にいたストーミーカフェビッグゴールドがそれぞれ2分25秒台でシンガリブービーだけに立派だと思います。