ガッタス&女子フットサルへの意識。

自分は「ハロプロがフットサルをやる」と言った当初は正直言ってあまり感心がなかったですね。なぜかと言えば、スポーツというのは「真剣にやっている姿」に魅かれるものがあるからで、このニュースを目にした段階では「どうせスポフェス*1用の単発企画だろうしな…と。「お遊び」とまではいかないまでも、本人達もそういった意識でやるんだろうなぁ…と思っていましたし、そのスポフェス自体も観に行けないことがハッキリしていたから「まぁ、盛り上がればイイんじゃないかな」程度だったんですよね。この辺はよっすぃ〜の考え方と似ているかも。
その後、ガッタスが発足した時も乗り気じゃなかった。この時は本業とフットサルの活動とがどちらも中途半端になることを1番懸念していました。フットサルも「やるなら真剣にやってほしい」という思いと「ケガでもして本業に影響を及ぼさなければ良いけど…」というのが大きかったですね。この辺は梨華ちゃんの考え方と一緒でしたね。だから、ガッタス発足当初からしばらくは入ってくる結果だけを見て「なるほどなー」とか、そんな程度。
今年に入ってからも実際に試合を観にいける機会が無かったので、5月の駒沢での劇的優勝や7月の大会、8月の冒険王リーグと娘DOKYU!でその模様を見るくらいで、この頃まではまだ「頑張ってるじゃん」とは思っていたものの、それ程までの思いはなかったです。実際、8月の大会でよっすぃ〜紺ちゃんがケガをしたと知った時には「この後あるコンサートに影響が出るんじゃ…」と大会の結果よりもそちらを気にしていました。
それが変わり始めたのは「万才!フットサル」のDVDを観てからですね。それまで知らなかった部分、そして彼女達が本当に本気でフットサルに取り組んでいる姿を観て「これは1度試合を生で観るべきだよな」と考えが変わっていきました。それでもまだ完全に変わったワケじゃなかったかな。
そして、完全に意識が変わったのは10月20日の大会を実際に生で観てから。その大会自体も前日になって「よっすぃ〜を観たい!」という想いで観に行くことにしたワケで、まだ「フットサルを観に行く」というよりは「推しメンの姿を観たい」という気持ちの方が強かったですし、ハッキリ言ってガッタス以外のチームに対する興味はほとんどなかったです。でも、大会を観ていく内に、そこには真剣に試合をするアイドル達の姿があった。普段観られないガッタスメンバーの顔があった。1試合1試合にドラマがあった。そして、自分はその姿にすっかりハマっていきました。
最初、他のチームのことは本当に「ガッタスの脇役」的な感覚で観ていました。でも、彼女達も本当に真剣にフットサルをやっている。彼女達にとってはフットサルで活躍することによって自分の名前を売るチャンスでもあるんですよね。そりゃ、ガッタスファンとしては「ガッタスが勝つ姿」を観たい部分は多いですけど、それでもカレッツァが良きライバルとしてガッタスの前に立ちはだかり、CHOOP(現chakuchakuJ.b)が3強の一角を築き上げてくれたからこそ、大会自体が発展しスフィアリーグという大きな大会が開かれることになった。どんなスポーツでも「1強」が勝ち続けると、観る側の感心は薄くなっていくもの。だから、カレッツァCHOOPの存在というのは双方にとって大きいんですよね。また、その他のチームも着実に力を付けてきていますし、大会に参加している彼女達1人1人が主役なんですよね。
だからこそ、自分は10月20日の大会を生で観てガッタスへの応援の気持ちがミーハーからサポーター的なものに変わっていくと同時に、女子フットサルそのものにもハマっていき「次からは観れる限りは生で観たい!」と思ったんですよね。どんなスポーツもテレビで観るよりも生観戦した方が本当の熱気・迫力・魅力というのが伝わってきますし、元来スポーツ好きな自分にとっては本当に一石二鳥な感じです。
なので、明日も本大会の前のリザーブの試合から観るつもりです。特に前回の大会でリザーブリーグ落ちをしたFANTASISTAは今回相当気合い入れてくると思うので、彼女達の復活劇に注目したいですね。
明日開幕の「スフィアリーグ」はすべてを通してみれば「1年間の総合ポイント」で優勝を決めるリーグ戦ですが、1回1回の大会はトーナメント。組み合わせもその時々で違いますし、ガッタスだって1回戦から2試合連続で負ければリザーブリーグ落ちということも十分あり得る話です。まぁ、よっすぃ〜だったら「よくわからないけど、全部勝てばいいんでしょ?」って考え方をしてると思うんですけど(笑)。多分、試合に出るみんなが明日は「年間通して…」なんて考えてはいないでしょう。目の前の1試合1試合に集中して、勝利を目指すのみだと思うんです。勝っても負けても恨みっこなし。
当初、全く女子フットサルに興味の無かった自分がここまでハマるとは思ってもいませんでしたが、やっぱりそこがスポーツの魅力であり、そのきっかけにガッタスがあったんですよね。だからこそ、これからもフットサルにも本業にも彼女達が真剣に取り組む姿を見続けたいと思います。

*1:2003年秋。