2006秋競馬を展望する〜3歳戦線編〜

スプリント路線・マイル路線とお送りしてきての第3回はトライアルレースを終えた3歳戦線を展望していきたいと思います。

  • 3歳牡馬。

春の勢力が秋初戦でも結果を残し、菊花賞でもほぼその組の争いか。2冠馬メイショウサムソン神戸新聞杯を2着。ドリームパスポートに負けはしたものの、内容はまずまず。反動が出なければ、という所か。そのメイショウサムソンを破ったドリームパスポートが逆転の最右翼か。ただ、次走は天皇賞の可能性もあるとのこと。同レース3着のソングオブウインドはここまで複勝圏を外していない堅実派。菊花賞も相手なりに走れれば。同4着フサイチリシャール菊花賞へは向かわない公算。同7着のアドマイヤメイン神戸新聞杯に関しては控えた競馬が裏目か。本番での巻き返しが考えられる1頭。この組からは他にタマモサポートアペリティフ辺りが菊花賞か。
一方、波乱に終わったセントライト記念組。勝ったトーセンシャナオーは直前まで1勝馬。過去、1勝馬セントライト記念を制した馬は菊花賞では成績を残していないのが気がかり。2着トウショウシロッコは今年の3歳クラシックの物差し馬? 3着ミストラルクルーズは初の輸送がカギか。同6着フサイチジャンクは一叩きされて変わってくるのか。皐月賞3着だけに力はあると思いますが…。
アドマイヤムーンマルカシェンクサクラメガワンダーらは別路線。他にはトーホウアランがぶっつけ、条件馬でも数頭は出走枠がありそうな状態。
神戸新聞杯組がやや有利でしょうか。

2強VS3・4番手VS伏兵陣という図式か。春は桜花賞2着、オークス4着と後1歩でG1を獲れなかったアドマイヤキッスローズSを快勝。不向きと思われた中京コースでの完勝劇は秋華賞に向けての予感を感じさせるもの。オークスカワカミプリンセスはぶっつけ。この厩舎はテイエムオーシャンオークス秋華賞のローテで成功例があるだけに、本番もキッチリ仕上げてきそう。桜花賞キストゥヘヴンセントライト記念から始動し5着とまずまずの出だし。折り合いがカギとなりそう。ローズS2着のシェルズレイは新たな一面を見せた。積極策で逆転を狙う。同3着フサイチパンドラも折り合い次第。4着ニシノフジムスメは春も善戦しているだけに可能性はありそう。5着ソリッドプラチナムは展開ハマれば。この組からはヤマトマリオン・シークレットコードも秋華賞出走予定。
紫苑Sからは1着サンドリオン・2着キープユアスマイルが出走権を得ている。サンドリオン初芝で鋭い末脚を見せ3連勝で権利獲り。若武者・川田騎手とのコンビで一発を狙う。キープユアスマイルは堅実もオークスの内容からすると少々荷が重いか。尚、阪神JFの覇者テイエムプリキュアは戦線離脱中。
こちらも条件馬でも何頭かは出走できそうですが、ローズS組+G1馬中心の争いとなりそうです。


明日は古馬牝馬についてか、今週末のスプリンターズSについて書こうと思います。