大波乱のハンガリーGPをホンダ&バトンが制す!
いやぁ〜、昨日のハンガリーGPは荒れたレースになりました。見ている方としてはかなりおもしろかったなぁ…。レース展開をそのまま書いていくよりは、ドライバー1人1人について書いていった方がわかりやすいかと思うので、そういう形式で書きます。
- 優勝:バトン
確かに運もありましたが、バトン自身の走りも立派でした。初優勝、そしてホンダにとってヒサブリの勝利、ホントにおめでとう! 予選でエンジン交換ペナルティで10グリッド降格の14位スタートでしたが、序盤のウェットコンディションの間に順位を上げ、ライコネンのアクシデントでセーフティーカーが入った地点ではいつの間にか2位。そして、アロンソを追い詰めつつあった場面でトップに立った後は危なげない走りでした。今年の開幕前に「今年中の初優勝◎」としてトモキが挙げていたバトン。シーズン序盤の走りを見て「今年はムリか…」と思っていましたが、やってくれました。1つ勝ったコトで殻のむけた走りをしてくれそうですし、今後も楽しみです。
- 2位:デ・ラ・ロサ
自身初の表彰台。序盤から上位を走行していましたし、中盤でもチームメイトのライコネンより速いラップタイムで走行。終盤、ミハエルを追い詰め、(タイヤの差もありましたが)鮮やかにパスしていって…立派な走りでした。表彰台でホントに嬉しそうにしていましたね。こういったチャンスを活かせるのは立派。Fポンチャンピオンの彼の活躍は嬉しいものです。
- 3位:ハイドフェルド
ニックの走りが結果的にアロンソをアシストすることになろうとは。ミハエルを追い詰めた走りはお見事でした。
- 8位:ミハエル・シューマッハ
7位に入ったクビカが失格になったため、結果的に1ポイントゲット出来たのは幸いかな。それでも結果的にはもったいなかったような…。序盤はミシュラン勢に優位なコンディションで苦しみましたが、セーフティーカーが入ったコトと、路面が乾き始めたコトで状況は好転、猛烈な追い込みを見せ一時は2位。一気にアロンソとのポイント差を詰めるチャンスでしたが…ここでタイヤを替えないギャンブルに出たのが結果的に裏目。交換していれば4位は確実でしたが…それでも、攻めの走りを選んだ点は好感。明らかにデ・ラ・ロサの方が速かったのに、数周に渡って押さえ込んだのはさすがでした。ラストは不運な形でしたが…。
- 13位:佐藤琢磨
とりあえず新車で完走できたことは大きいですね。次戦ベルギーGPまでは3週ありますし…まぁ、終盤に向けて頑張ってもらいたいです。に、しても浜ちゃんがハンガリーまで応援に行ったとか…ねぇ(笑)
- リタイア:アロンソ
序盤のウェットコンディションでは正に「水を得た魚」のような走り。ちょいと前は、ウェットコンディションならミハエルって感じでしたが、よほどミシュランのタイヤが合っていたんでしょうね。予選15位からあれよあれよとトップに立っての独走状態。セーフティーカーが入った後は、確かに苦しい状況になりつつありましたが、それでもミハエルより前か悪くても少し後でゴール出来てたはずだけにリタイアはもったいなかったですね。ミハエルが1Pに終わったことはまだ救われましたね。
- リタイア:ライコネン
今回、ある意味で全てのドライバーにとってキーとなった接触事故でのリタイア。戦闘力を示していただけに惜しかったです。でも、ライコネンが復調傾向にあるのはイイことです。
次は“8月27日”にベルギーGPです。