2006秋競馬を展望する〜スプリント路線編〜

ネタがナイもので…トモキなりに秋競馬について展望を書いてみようかと思います。興味ナイ方には全く読んでもサッパリな内容かとは思いますが…今日はG1スプリンターズSが1ヶ月弱後に迫っているスプリント路線について展望してみようと思います。

昨年、デュランダルアドマイヤマックスといったG1馬が引退し、混戦模様のスプリント路線。軸になり得る存在だったラインクラフトの急死などもあって、ますます混迷を極めています。それは、今夏のサマースプリントシリーズ(第5戦は今週)の結果を見ても明らかで、勝ち馬は全て牝馬、しかもどの馬も重賞初制覇というもの。既存勢力が力を出し切れていないのか、はたまたスプリント路線そのもののレベルなのか…。
一応の軸は春の高松宮記念を制したオレハマッテルゼになるのかなぁ。ただ、スプリンターズSへはぶっつけのローテーション。この馬自身は間隔が空いても大丈夫なタイプですが、スプリント戦だけに久々が反応に影響する可能性も考えられます。しかも高松宮記念が初めての1200m経験だったワケですし…果たして。
高松宮記念3着のシーイズトウショウは大崩れの少ない馬で当然有力な1頭。但し、函館スプリントSキーンランドCと2着。勝ち切れない一面が再び出てきました。また、今週のセントウルSに登録があり、ここも使ってスプリンターズSへとなると、押せ押せのローテーションも気になってくるところ。同じサクラバクシンオー産駒では先日のダートのオープン戦BSN賞を楽々逃げ切ったジョイフルハートが惑星的存在になるかと思われましたが、次走はダートの交流重賞東京盃とのコトで…今後はわかりませんが、少なくとも今秋に関しては芝スプリント路線には回らないのかな。
サマースプリントシリーズ第1戦〜4戦を制したビーナスラインサチノスイーティーコスモフォーチュンチアフルスマイル牝馬4頭。この内、チアフルスマイルを抜かした3頭が今秋のセントウルSに登録しており、その走り次第で主役候補に躍り出る可能性があります。但し、この3頭共に軽量・格上挑戦で重賞を制しているので、その辺でフロック視されるおもむきもあるかもしれません。ビーナスラインは前走のキーンランドCでも4着となかなかの走りでしたが…この馬もセントウルSを使った場合の押せ押せのローテーションが気になるかも。そうなると、この中では前走が初重賞制覇ながらそれまでオープンで揉まれてきているチアフルスマイルがおもしろい存在かもしれません。
牝馬に比べやや幸薄い感じの牡馬勢。その中ではセントウルS3連覇のかかるゴールデンキャストがチャンス有かも。夏場好走してきていますし、これまでに比べメンバーが手薄になってきている今ならG1に手が届くかも。その意味でも今週の走りには注目。メイショウボーラーギャラントアロープレシャスカフェキーンランドスワンといった実力馬は一時期の勢いがなく…。古豪の中ではリミットレスビッドタマモホットプレイ辺りが穴候補かな。後、8歳になっていきなり復活してきている地方馬ネイティヴハートが今週のセントウルSで権利*1を取れたらおもしろい存在になり得るかも。昨年のスプリンターズS4着のマルカキセキはその後も重賞に手が届かない状態で足踏み続き、上積みがあるかどうか。成績的には安定しているホーマンテキーラは今週のセントウルSでさえ除外対象で賞金的に出走そのものが微妙。
3歳勢からはダイワパッションが早々と出走表明。またエムエスワールドやウインレジェンド、ステキシンスケクンなどが今週の結果次第で出走する可能性がありそうです。ダイワパッションに関しては、昨冬〜今春の勢いを取り戻せられるかどうか。個人的にはエムエスワールドに肩入れしたいですけど…(笑)
この他、名前が挙がっていない馬もいますが、ハッキリ言って主役がいないというのが正直なところ。昨年のスプリンターズSの覇者香港馬サイレントウィットネスを始め、登録のある外国馬にG1タイトルをアッサリ持って行かれる可能性も充分に考えられます。今週のセントウルSに出走するテイクオーバーターゲットの走りである程度、結果が見えてくるかもしれませんが…日本馬の奮起を望みます。
ともあれ混迷を極めるスプリント路線ということで、馬券的にはおもしろくなりそうな今年のスプリンターズS。トモキ自身、4年連続で的中している最も相性のイイG1レースですし(笑)、今年も当てたいなぁ…何にせよ、今週のセントウルSが1つの鍵となりそうで、見逃せません。


明日も1日ヒマなのでこんな感じの日記になるかと…明日はマイル路線の展望☆カナ?(笑)

*1:地方馬はこのレースで2着以内に入らないとスプリンターズSに出走できない。